Talk to me
ひとりごと
電話BOXに駆け込む人
普段からいろんなアイデアが浮かぶのは昔とそう変わらないけど、どこかに飛んでってしまうスピードが年々早くなってる上に、自分の著しい記憶力低下も手伝って、目の前にようやく現れたホタルを素手で捕まえるくらい、アイデアを憶えておくのが本当に難しくなってきた。(割と深刻)
だから、浮かんだアイデアをボイスメモに吹き込んでは、自分に送りつける習慣が前よりも増えている。
そんな話を久々に再会したミュージシャンの友人に話してたら、昔は街中でメロディーが浮かんだ時は忘れたくないもんだから、近くの電話ボックスに駆け込んで、自宅の留守電に鼻歌吹き込んでメモってたそうな。変な人だ。想像したら笑えて仕方ない。
だけど自宅に電話して、家族が出たらどうしてたんだろう?「取らないで!留守電にして!」とでも叫んでいたのかな?家族はさぞ迷惑だったろうなぁ。ますます笑える。
数えない
兎にも角にも、忘れたくないメロディ、アイデアが山ほど浮かぶなんて幸せなことだ。そのいくつかが誰かを笑顔にしたり、幸せな気持ちにするのなら、ますます最高。
アートのための珈琲焙煎や、じんわり染みる新たなお菓子のこと、ジャズ羊羹の新しいステージのこと。そのどれもがバカバカしいことかも知れないし、今時点で誰かがそれ欲しいって言ってるわけではない。
だけど、やっぱり想像してしまうんだよなぁ。
いまは、まだ会ったことのない誰かが
そうそう、そんなの待ってた!っていい顔して喜んでくれるのを。
ボクは至って凡人だからボツにしてきたアイデアなんて数えきれない。いや絶対に数えない。数えてたら頭も心もゴミ屋敷になってやってらんないでしょ。
明日の話をしよう。
考え続けること、想像をやめないことが、唯一自分にできることだぞ。そこサボったら良いとこ無しだろ。
なにしろサボりクセがあるので、今日も自分にそう言い聞かせてます。
タニガワ、もっとがんばります。
#ジャズ羊羹は音楽や力とアートの可能性を信じています